2023年11月12日に、特別授業&体験型ワークショップ「分子系統樹をつくろう」を開催しました!広島県内の、いろいろな高校のみなさんが参加してくださいました!
今回のイベントは、
〇 広島大学大学院統合生命科学研究科の教授で、一般社団法人バイオDX推進機構の理事 をつとめる坊農秀雅先生の特別授業
〇 体験型ワークショップ「分子系統樹をつくろう」
という二本立て!
坊農先生の特別授業では、先生のご経歴や、バイオインフォマティクスの歴史に触れながら、バイオインフォマティクスが実際にどのように社会に活きているのか、またこれからの可能性について具体的にお話いただきました。
生物学に興味・関心の高い生徒のみなさんが参加してくださったことから、大学での学びについての、具体的なお話は、進路選択の参考になるところも多かったのではないでしょうか?
坊農先生のお話は、TOGO TVで見ることができます。
その後のワークショップ「分子系統樹をつくろう」では、広島大学大学院 統合生命科学研究科の、ゲノム情報科学研究室に所属する大学院生の進行・サポートのもと、鶏の卵に含まれているアレルギーの原因物質(アレルゲン)、“オボムコイド” に注目し、さまざまな生物から似ている配列を集めて分子系統樹を作成していきました。
さまざまな生物のタンパク質のデータベースにアクセスして、鶏以外で“オボムコイド”を持つ生物を検索して、実際のデータに触れてみたり・・・
“オボムコイド”に似ているたんぱく質の配列を持つ生物同士の配列を比較してみたり・・・
作成するにあたって使用したツールは、実際に研究で使われているものなのだそう!すべて英語表記で、少し難しかったところもあったかと思いますが、大学院生のサポートを受けながら、みなさん分子系統樹を完成させました。
分子系統樹の形や、色など、自分好みにカスタマイズすることができたので、それも高校生のみなさんは楽しかったようです^^
最後に、坊農先生や大学院生、他校の方々と交流する時間を設けました。短い間でしたが、ぐっと距離を縮めて、和気あいあいとされていました。
今後も、将来を担う若い世代のみなさんが、“バイオDX”に興味をもってくださるような活動を積極的に行ってまいります。
連携などを希望される学校の先生方がおられましたら、お気軽に問い合わせフォームよりご連絡ください。
参加してくださった生徒の皆さん、ありがとうございました!また会いましょう!